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これは「シチュエーション・サイコホラー」とでも言うべきか。
観ていてどんどん怖くなってくる映画だった。
一般人から被験者を募り、集まった24人を無作為に「囚人」と「看守」に分けて、2週間生活をするという実験。
この作品は1971年に行われた上記の実験を映画化したものだ。
時系列でストーリーは進められていく。
その中で、「看守」役と「囚人」役それぞれの心情の移り変わり、人格の変化が恐ろしく早い。
時系列なだけに、その変化が手にとるように分かる。
環境や与えられた役がこんなにも人格に作用するものかと驚いた。

人間は皆、男・女・親・子・上司・部下・社長という立場や職業などによって色々な役割を持っている。
それらは絶対とは言えないが、個々の人格に影響を与えていると思う。
また、仕事の際に制服に着替えることによって気持ちが切り替わっているという話も聞いたことがある。

このように環境や立場というものは少なからず人格に影響を与え、その極端な例が今回の実験と言えるだろう。
特に、「看守」役を与えられた、普段は弱い立場でコンプレックスがあるという人が最後に恐ろしい程の変貌を遂げる。そういう人程、強い立場になると権力を過剰に行使するのかもしれない。

まずは役割を受け入れ、その上でどこまで自身の人格を保つことができるか。
もし自分が「看守」役だったら、もし自分が「囚人」役だったら。
どこまで人格を保つことができるだろうと、自分を重ね合わせながら観ると本当に恐ろしい。

教授は、どうしてこんな実験をしなければならなかったのかが理解に苦しむところだけれど、そんなことはどうでもよくなった。
それくらい目を見張る話だった。

ちなみに主演のモーリッツ・ブライプトロイはラン・ローラ・ランルナ・パパにも出演している。「ルナ・パパ」はまだ観たことがないのだが、面白そうなので今度借りてみようと思う。

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コメント

marie says: 2004年4月12日 11:10 PM

内容は知ってるよ~面白そう☆
でも途中からフィクションなんだって。
人間、立場でころころ変わるもんなのね。
もろいわw

mikichin says: 2004年4月12日 11:15 PM

そうだよね。
観てると、自分は大丈夫って最初は思ってたんだけど、進むにつれて、そんな自信がなくなったね。
本当に怖いよ、この話。

marie says: 2004年4月13日 12:54 PM

嘘が本当になるってこんな感じ

hayate says: 2004年4月13日 1:20 PM

うー、みたいですねー。こわそうだけど・・・。

夏川 says: 2004年4月13日 8:16 PM

こんにちは、夏川です。
なんだか小説で読むと面白そうな設定ですね。
綾辻さんあたりで。

hayate says: 2004年4月14日 12:22 AM

夏川さん!はじめまして!
「綾辻さん」の小説は、ほぼ読みました。館シリーズはとても面白かったですが、いくつか読んで辛いものもありましたね。
確かに、綾辻さんの設定に似ていますね。館にとじこめた面々が、精神的に追い詰められていき、最後には意外な犯人が・・・。

京極夏彦も大好きでほぼ読んでいます。

mikichin says: 2004年4月14日 9:03 AM

>夏川さん
初めまして。コメントありがとうございます。
恥ずかしながら、「綾辻さん」を知らない私です(汗
お薦めとかありますか?
是非読んでみたいです。

>hayateさん
閉じ込められた人々が精神的に追い詰められていくっていうのは
正解ですね!
この映画は、意外性とかはあんまりないんですけど、
「人格」ってこうも恐ろしいものか!って思わせられましたよ。





投稿日:2004年4月12日 10:40 PM

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